AROCCO Charity Concert
第6回AROCCO Charity Concert
Duo Grace 高橋多佳子&宮谷理香
2016.6.25(土)「市民ホールおかべ」にて、第6回AROCCOチャリティーコンサート「Duo Grace」のコンサートを開催しました。大勢のお客様にお越し戴き、大成功のコンサートとなりました。
お声がけにご協力ご尽力下さいました皆様、本当に有難うございました!お越し下さいました皆様、本当に有難うございました!譜めくりさん、スタッフさん、本当に有難うございました!
Duo Graceデュオ・グレイスは、国際ピアノ・コンクール入賞者の高橋多佳子さん(第12回)と宮谷理香さん(第13回)とで2006年に結成されたクラシックピアノユニットです。「ソリスト同士のデュオならではの、二人の個性が生み出す華やかでダイナミックな音楽、繊細に交わる響き、更にステージを盛り上げるエンタテイメント性にも定評があり、10周年を迎え、その磨きがかかった阿吽の呼吸は聴く者を惹き付けてやまない。」と評される通り、お二人の演奏は実に素晴らしいものでした。
お客様は、美しく多彩な音色、語るフレーズ、痛快なリズム、ダイナミックな迫力満点の力強い音、そして、見て、聴いて、楽しい音楽を存分に堪能しました。ホールには大きな喜びと感動が湧き起こり、幸せ感に包み込まれました。「音楽の持つ素晴らしい力」を思い知らされたコンサートでした。
大勢のお客様が和やかに開演を待ちます。
《プログラム》
*ハチャトウリアン:仮面舞踏会(連弾)、
*モーツァルト:2台のピアノのためのソナタK.448 第1楽章(2台)、
*サン=サンーンス:動物の謝肉祭(2台)、
*ショパン:子犬のワルツ、ノクターン20番遺作、エチュードop.25-1 、即興曲第1番op29
*チャイコフスキー:花のワルツ(連弾)
*ガーシュイン:ラプソディー・イン・ブルー(2台)
《アンコール》
*ブラームス:ハンガリー舞曲第5番(連弾)
*ラフマニノフ:タランテラ(2台)
ホールを和ませる楽しいトーク。その一コマで、高橋さんの流暢なポーランド語が披露され、ジンクイエン(ありがとう)を教えて下さいました。
Duo Grace オフィシャルFacebook
高橋多佳子
宮谷理香
茶目っ気たっぷりのDuo Grace。あれあれ? 演奏中の出来事。
パフォーマンスしながらきちっと弾けるんです。相当なテクニックがなければ出来ませんね。
譜めくりさんと一緒に
動物の謝肉祭で活躍した水笛
AROCCO主催者と一緒に
お二人の手形
スタッフと一緒に
サイン会 笑顔が素敵ですね。
演奏が進むにつれ、ホールがどんどん加熱して、感動がいっぱい溢れ出しました。とにかく、楽しい!! ワクワク感いっぱい!
そして、ここぞという場面では、きちっと高い演奏技術に裏付けられた迫力ある演奏を見せつけ、見事に聴く人を惹き付けてしまいました。
ぐいぐい高みに昇り詰める迫力ある音量たっぷりの音は一体どこから生まれるのでしょう?脱力と重さのかけかたが抜群なんでしょうね。
素晴らしいお二人の演奏に対して、感謝の意を表したいと思いました。又、Duo Grace10周年記念もお祝いしたいと思いました。チャリティーで花束贈呈がありませんので、お客様に「ふるさと」を歌って戴き、おひとりおひとりの心のこもった歌をひとつに合わせ、大きな大きな歌の花束として贈らせて戴きました。1番の歌詞で、まずは感謝の意を込めて、続けて10周年のお祝いとして、2回歌って戴きました。即、お二人は連弾で一緒に演奏して下さいました。さすがです。
この瞬間、ホールがひとつに!! まさに至福の喜びでした。
そして高橋多佳子さんから教えて戴きましたジンクイエン!(ポーランド語の「ありがとう」)を全員で最後の言葉に、会を締めました。
とても感動的なコンサートとなりました。
全てに感謝して、ジンクイエン!!!
●Profile
Duo Grace(デュオ・グレイス/高橋多佳子&宮谷理香 ピアノデュオ)
ショパン国際ピアノ・コンクール入賞者の高橋多佳子(第12回)、宮谷理香(第13回)によるピアノデュオ。2006年に結成。ソリスト同士のデュオならではの、2人の個性が生み出す華やかでダイナミックな音楽、繊細に交わる響き、ステージを盛り上げるエンタテイメント性にも定評がある。2011年のデビューCD「GRACE」と、2014年新譜ストラヴィンスキー、サン=サーンスを収録したCDはレコード芸術特選盤となる。
高橋多佳子
桐朋学園大学卒業、国立ワルシャワ・ショパン音楽院研究科を最優秀で修了。
1990年第12回ショパン国際ピアノ・コンクール第5位入賞。ポルト国際コンクール第2位、ラジヴィーウ国際コンクール第1位、第22回日本ショパン協会賞受賞など内外で輝かしい賞歴を重ねる。演奏活動は日本とポーランドを拠点にほぼ全ヨーロッパに及ぶ。国立ワルシャワ・フィルをはじめ、国内では、新日本フィル、日本フィル、東京フィル、東響、東京都響など数々の主要オーケストラと共演を重ね、常に高い評価を得ている。18枚のCDをリリース、《ショパンの旅路》(全6タイトル)、《ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番&ムソルグスキー:展覧会の絵》、《リサイタル「ショパン with フレンズ」~奇跡の年~》は、レコード芸術誌特選盤となる。2010年3月より、浜離宮朝日ホールにて全4回に亘る《ショパンwithフレンズ》~奇跡の年~ シリーズを開催、各会ともに優れた企画性と高い音楽性で絶賛を博した。ますます意欲的な活動で大きな注目を集めている。
宮谷理香
金沢出身。桐朋学園大学卒業、同研究科修了。
1995年第13回ショパン国際ピアノ・コンクール第5位入賞。第23回日本ショパン協会賞、第9回飛騨古川音楽大賞新人賞他受賞。松岡貞子、A.ヤシンスキ、P.パレチニ、H. C.=ステファンスカ、園田高弘各氏に師事。
ショパン作品を中心に様々な作曲家を取り上げたリサイタル・シリーズ「宮谷理香と廻るショパンの旅(2001-2010)」を10年に亘り開催、大きな反響を呼ぶ。10年スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団(L.スワロフスキー指揮)と共演。知的で色彩感豊かな演奏に定評があり、オーケストラとの共演、リサイタルをはじめ、レクチャー、室内楽、学校訪問等幅広く活動。公演における高い企画力も注目を集めている。08年初の著書「理香りんのおじゃまします!」を発売。全14枚のCDをリリース。ショパン名曲集アルバム「Rika Plays Chopin」シリーズの「SCHERZO」(09年)、「SONATA」(10年)、最新作の「POLONAISE」(14年)、「Rika Plays Fantaisie」シリーズ「Brin 芽」(11年)、「Rain Tree樹」(12年)、Impromptus 「彩」(13年)はいずれもレコード芸術誌特選盤となる。桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。