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The 4th AROCCO Charity Concerts 

AROCCO公式サイト

アルファベットA〜Zまで、全ての頭文字のつく街を訪れたという奥田氏。旅先のスナップを入手しましたのでスライド3枚でご紹介します。

第4回AROCCOチャリティーコンサート「若林顕ピアノリサイタル」は盛況のうちに開催されました。演目はリスト編:ベートーヴェン交響曲「第九」全楽章です。生憎の雨となりましたが、出足が遠のくこともなく、会場はお客様で埋め尽くされ、満席となりました。 

 

初めに奥田恵二氏に、リスト編ベートーヴェン「第九」について解説して戴きました。リストや当時の編曲の事情についてなど、わかり易く興味深くお話し下さいましたので、親しみを持って演奏が聴けたと大好評でした。

 

若林顕さんのピアノは本当に素晴らしい!誰もがまずその音の美しさに驚きます。ffも決して荒げた音ではなく、充実した深くきれいな音なのです。リスト編曲のベートーヴェン「第九」は72分もかかります。最後まで集中して弾ききったその汗だくの姿を見るだけでも甲斐があります。又、アンコールのシロティ編曲バッハ「プレリュード」がなんとも言えない至福の音で恍惚の世界へ導かれました。同じピアノとは思えない程に美しく、どこまでも伸びる音。本当に素晴らしい演奏でした。ライブの魅力は、目の前にいる人が、その生き様を音に紡ぎ出していくところにあると思います。CDではとても味わえない感動がそこに生まれます。終了後、深い余韻を噛み締めながら、どなたも口々に感動を伝えあっていました。


 

 

 

奥田恵二氏の紹介

国際基督大学卒。卒業後渡米。ニューヨークのギャラクシー音楽社、のちに

在ニューヨーク日本総領事館に勤務。この間、アメリカ音楽史に関する著作、

研究論文を発表。1982年帰国。常葉学園大学に勤務。2000~2001年、フル

ブライト研究員としてアメリカ・インディアナ大学に留学し、チャールズ・

アイヴズの研究を行う。2002年常葉学園大学退職。

著書:

『アメリカの音楽』(1970)(音楽之友社)

『フルートの歴史』(1978)(音楽之友社)

『「アメリカ音楽」の誕生』(2005)(河出書房新社)

訳書:

A.ベインズ著『木管楽器とその歴史』(1965)(音楽之友社) 

S.ダート著『音楽の解釈』(1967)(音楽之友社) 

G.プラスキン著『ホロヴィッツ』(1984)(音楽之友社) 

J.バロット著『アシュケナージ』(1985)(音楽之友社) 

J.ホロヴィッツ著『国際ピアノ・コンクール』(1995)(早稲田出版) 

G.レヴィン,J.ティック共著『アーロン・コープランドのアメリカ』(2003)(東信堂)

論文:

『失意の理想主義者ーチャールズ・アイヴズ』

『世界の言葉を語るコネティカット・ヤンキー』

『グスタフ・マーラーとチャールズ・アイヴズ』など。

2009年国際基督教大学より「DAY」賞を受ける。

ピアニスト出演料や会場費等の経費を取り去った収益金は13万73円となり、このほど、相馬市の「孤児等の学業や生活を支援する為の義援金」として寄付致しましたので、ご報告させて戴きます。これも、偏にいつもAROCCOを支えて下さる皆様のご支援の賜と深く感謝申しあげます。本当に有難うございました。どうぞ今後共、宜しくお願い申しあげます。

相馬市から第3回中間報告書が届きました。

ご丁寧に市長さんからの肉筆コピーのご挨拶も同封されていました。

H23.3.11〜H25.3.31の2年間の報告で、全213頁にも及びます。当時の被害状況とH25の復旧・復興状況を同点観測で比較した12区の画像一覧から始まって、この2年間の歩み、取り組みが時系列に丁寧にまとめられ、最後に市長・立谷秀清氏によるメールマガジンNo.248〜No.278が記載されています。「復興」はとても重いもの。私達が被災地を決して忘れず、支援の熱い気持ちをずっと持ち続けることが大切だと益々痛感しています。

AROCCOは世界中の災害や戦争で被害を被った人達を援助する為にボランティア演奏をしたりチャリティーコンサートを企画しています。

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